姿勢と運動の力学がやさしくわかる本
著者:勝平純司, 山本敬三
監修:江原義弘
発売日:2020/2/12
出版社:ナツメ社
オススメ度 ★★★☆☆
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身体を動かし何かを表現するとき、何かしらのエネルギーが働くことは経験的に感じてると思います。しかし、多くの人が筋力という視点しか持ち合わせていないように思います。筋力というエネルギーはごく一部であって、運動している身体には常に見えない力が働いています。
見えない力とはオカルトやスピリチュアルといった類の話ではなく、例えば重力や遠心力、慣性力などの運動エネルギーのことです。男女の間には作用反作用などの力も働いてると思います。
これらの目に見えない力が男女の間で調和をとれた形で作用する時、2人は一体となり美しいダンスを表現することが可能になると私は考えています。
ペアダンスをする上で最低限の力学的な知識を持っておくことは、無駄にはなりません。
この本は物理の中でも身体運動に関わる力学をとてもシンプルに教えてくれます。
理系アレルギーの方もいるかと思いますが、込み入った数式などは読み飛ばしても問題ありませんので、コラムを読むような気持ちでさらっと読んで見るとダンスに対する見方が大きく広がるのではないでしょうか?