ラテンダンス練習法 R式メソッドとは?
『表現力=ダンス理論×テクニック×個性』
表現力とは、センスではありません。
正しいダンス理論を理解し、実際に身体で実践できるためのテクニックを習得し、その上で持って生まれたままの個性を輝かせることで、誰にでも、ラテンダンスをかっこよく、美しく、ダイナミックに踊る表現力を身に付けることができるのです。
当教室では、たった6回のレッスンで、トッププロなら実は誰でも使っているけれど、普通は決して教えてもらえない本質的なテクニックのすべてをお伝えします。
R式メソッドでは、以下の3原則を前提として、表現力のあるダンスを目指します。
- 体重移動(軸移動)によってリズムを表現する
- 体重移動(軸移動)は骨盤の運動によって起こす
- 1と2を男女が調和を取り合いながら行う
この原則を正しく理解し、テクニックにまで落とし込むために、具体的には以下5つのポイントからアプローチしていきます。
1. ボディトーン
美しいシルエットを維持しつつ、床を感じて効率よく運動を起こし、男女が一体となって踊るためには、身体を適度に緊張させた状態を保つ必要があります。その状態をボディトーンと言います。
▶︎ R式では、ボディトーンを維持するために必要な筋力(インナーマッスル)とそれを効果的に機能させる能力を身に付けることができます。
2. 連動性
ラテンダンスには、他のダンスやスポーツには無い、以下の特有の身体の連動性があります。
① 腕と肩甲骨の連動性
② 肩甲骨と骨盤の連動性
③ 骨盤と脚部の連動性
④ それら全てが融合した体全体の連動性
これらを身に付けることで、ラテンダンスらしい動きを実現することが可能となります。
▶︎ R式では、アイソレーションエクササイズで各部位(肩甲骨、胸、骨盤など)を別々に動かせるようにしてから、①~④を段階的に連動させられるようにトレーニングします。
3. コネクション
コネクションとは、踊る際の男女間の身体のつながりのことです。
身体のつながりというのは、それぞれの身体の軸と軸のつながりのことですが、ペアダンスでは、このつながりを常に正しいバランスに維持することが求められ、それによって一体感が生まれます。
▶︎ R式では、まず1人で立つバランス(オンバランス)の範囲を把握することから始め、2人で立つバランス(オフバランス)でも姿勢を崩さずにおどれるようになるための練習法を伝授します。
4. リード&フォロー
ペアダンスは男女の役割が異なり、男性がリードし女性はそれにフォローをします。
「リードとは女性を動かすことである」と勘違いされている方が非常に多いのですが、本来リードの主な目的は、女性の①ダイレクション(体重移動の方向性)、②タイミング、③シェイプ(形)を指示する(変化させる)ことです。
男性が女性を押したり引っ張ったりして無理に動かそうとしているカップルを見ることが多いですが、間違いです。
そうならないためには、女性も自ら積極的に動く必要があります。
フォローと言う言葉を直訳するとついていくとなりますが、女性は決して男性の動きを待ってはいけないのです。
ただし、リードとは、①ダイレクション、②タイミング、③シェイプを指示するものですから、女性は指示をされていないのに自ら勝手に変化を起こしてはいけません。
女性の皆さんは、先生やリーダーさんから、「待って、リードを聞いて」などと言われたことがあるかもしれませんが、それは「自ら変化を起こすな」と言う意味で、「動きを止めるな」と言う意味ではないのです。動きを止めてしまうと、逆にリードすることができなくなってしまいます。
▶︎ 難しいと思われているリード&フォローですが、R式では、男女それぞれの動きをシンプルなものに分解し、それを反復練習することによって、リード&フォローの感覚を身に付けます。
5. 音楽性
社交ダンスには音楽が必須です。ということは、ダンスは音楽性(音楽のメロディやリズムと身体の動きの一体感)を感じさせるものである必要があります。
では、音楽性を感じさせるダンスとはどんなものでしょうか。
それは、足を踏み出す一歩単位、曲の小節単位、そして振り付けのまとまりごとに、タイミングや音の長さを理解し、身体の動きを正確に音楽にはめていく必要があります。
また、そのためには、各種目の音楽的な特徴を理解する必要もあります。
▶︎ R式では、座学を取り入れ、理屈を理解してから身体に落とし込むことによって、感覚的に音楽をとるのではなく、正確に表現することが可能になります。
R式では、基礎コース(90分×6回)と上級コース(90分×7回)に分けた全13回のレッスンで、上記5つのポイントを練習法としてお伝えします。
また、【オンライン】R式ラテンダンス理論コースでは、全2回(4~6時間)のレクチャーを中心としたオンラインレッスンで、上記5つのポイントの理論をお伝えします。